言いたいことはココだけde

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二番煎じと言うなかれ!マーケットは変わらねど構成する人々は移り変わるよいつの世も

正直言って手に取った時には「何じゃこりゃ?」とダメ出しをしたのがガイドブックのコトリップ。また軽い(重量ではなくて。記事によると重量も軽いそうです)お手軽ガイド本を作ったな、と思ったものであるが、軽くてお手軽なガイド本を目指したようだから「ドンぴしゃ!その通りです!」と昭文社から言われるかも。

『ことりっぷ』は女性市場攻略のお手本だ!

 

旅行ガイド本といえば古くはブルーガイドから地球の歩き方、まっぷるなどのムック本へと旅行形態が団体旅行から個人旅行、家族旅行へと変遷するに従ってガイド本も移り変わってきた。その中において「女子旅」に焦点を当て直したことりっぷ。基本徒歩と公共交通機関しか取り上げていないなんてアメリカ版とかどうなっているのか改めて確認してみたい。女子旅というとかつてHanakoという雑誌を片手に全国を旅する「Hanakoさん」が各地の旅館や観光施設を席巻しもてはやされた時代があった。高級旅館や料亭が雑誌に取り上げられると雑誌に忠実にかつ果敢にそこに挑んでいく「Hanakoさん」は可処分所得の高いお客さんだったので大変喜ばれたのである。

 

wikiプロジェクトにもwikitravelというプロジェクトがあるが、まだまだwikipediaほどメジャーではなく寂しい限りである。traveladvisorの方が遙かに充実しているのが現状だけど、10年経つとwikitravelをタブレットに放り込んで旅行に出かける人が当たり前の時代が来るかもしれない。wikitravelかどうかは分からないけど某かの電子ガイドブックがタブレットに入る時代は確実にくると思う。願わくばそのガイドブックになりたいと各社とも考えている訳であるが。

http://wikitravel.org/ja/

 

決してイノベーションではないが、出尽くした感のある旅行ガイドでさえまだまだ新鮮に見える切り口はあって、女子マーケット攻略に限らず「それ昔Hanakoでやった」ではなく「故きを温めて新しきを知る」は大事なのだと思う。そういえばむかし一緒に仕事をした一回り違う女子に「これ便利なんですよ!新製品!いま私のまわりで大評判ですぅ」と見せられたのは足タッチで、「それ俺ら小学生の時に流行ってた」と同年代2人で言ったら卒倒しそうに驚いていた事を思い出した。
そうだよ!何しろHanakoさん達も既に40〜50代になり、切り口が同じでも20代は知らないこと新鮮なことに感じるのだから。