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東京モーターショーで自動車ジャーナリストが取り組んでいるガイドツアーが神だった

昨日、東京モーターショーに出掛けて午前中は「自動車ジャーナリスト(AJAJ)と巡る東京モーターショー」というガイドツアーに参加した訳ですが、これがパンピーにとっては最大級に良かったので感謝と次回(2015年開催)の案内を兼ねてご紹介します。クルマ好きの人ならば垂涎のツアーですよ。

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写真は上から、もうこのまま発売だねのS660、ホンダの"2台目の4輪車"である懐かしいS360、三菱自動車のConcept XR-PHEV、BMWのi8、トヨタウンの笑福亭鶴瓶像。最初の3枚で気付いて欲しいのはクルマの奥にいる観客の人・人・人。わかりますか?上4枚の写真は展示ステージの上に上って撮っているんですよ。通常これらのクルマには近寄れない制限エリアに展示されています。「あいつらは何者なんだ?」という観客の視線を感じながら各社広報さんのご厚意でステージに上げて頂いて間近で見て、覗いて(流石に触る人はいません。綺麗に見せる為に毛ばたきで常に汚れや埃をはらう必要があるんです)、質問もできるのです。垂涎モノでしょ?

これはマーケティング的に言うと「限られた人だけの」"限定性"と「非日常な」"体験"という価値を参加者に提供しています。同時にガイドツアーを知らなかった観客に対してツアーの存在を知らしめる宣伝も兼ねていて、AIDMAの定理でいうと"A"ですが業界的に釣りたい人は"I"の人。興味を持って"D"(自ら自動車業界に接触してくれる僕のような人)をする可能性の高い"I"の人を増やしたい。ホテルやテーマパークのバックヤードツアーも同じ類いなんですが、このツアーには"優越感"という演出が盛り込まれています。ショーの入場時間は10:00からなんですが朝一のツアーは9:40くらいから始まります(4回/日ツアーはあります)。4枚目の写真は人が居ないトヨタウンの鶴瓶人形で1時間後には人が溢れていました。写真で後ろに映っているのは準備中のスタッフです。

2時間のツアーで料金は700円。モーターショー事務局から各社には便宜を図るようお願いは出ているそうですがガイドであるジャーナリストさんと広報担当の個人的繋がりによって成立している取り計らいだと感じました。つまりガイドであるジャーナリストによって"顔の利く"メーカーが変わるのです。2015年の東京モーターショー開催の際には是非みなさまにも強力にお薦めするイベントです。もちろん完全予約制です。