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評判の悪い駅ねっとの唯一のウリは事前申し込み機能

駅ねっとの最大の利便性が理解されていないと感じたのでちょっと。知っている人が多くなると利便性が損なわれるのであまり広まって欲しくない気持ちもあるのですが、知っている人は既に使っていると思うので書くことにします。

駅ねっと最大というか唯一の利便性は事前申し込み。早引だとか値段だとか使い勝手は考えてはいけません。そもそも価格優先で安く乗るのならJRで買ってはいけません東海道新幹線なら○○、山陽新幹線ならXX、東北新幹線ならZZと、鉄道会社は仲良くしている会社があるのでそこでゴニョゴニョした切符(正確には切符ではなく旅行)を買うのが最も安い"切符"です。それを見極めるのは各人の旅力ですけど。

じゃぁ事前申し込みだと何が良いのかというと、どうしても旅客が集中する列車というのが存在していて、例えば新青森駅発のスーパー白鳥11号。これは東京駅6:32発のはやぶさ1号に接続する函館行き特急です。このS白鳥は指定席が3両しかないんです。はやぶさは11両編成。朝一の新幹線は遠くまで行く人が乗る傾向があり青森が目的地の人は少なく大勢の人が函館、もしくはその先を目指して乗り換えます。しかも函館までの乗車時間2h06mを立ちっぱなしというのも辛いので皆が指定席を確保しようと思うのですが前述のようにキャパがない。こういう列車の席を取るのに駅ねっとは最適なのです。

JRの指定席の発売日は乗車日の1ヶ月前の同日AM10:00から。それ以前から押さえられている席(団体分、ツアーに組み込まれる旅行会社分は半年前から仮押さえ)を除く席を争奪する為に全国のMARS端末から一斉に予約が入る訳ですが、ここでAM10:00に申し込みできるのは窓口に1番に並んだ人のみ。しかもAM10:00丁度にEXECUTEキーを駅員さんに押して頂く必要があります。対して駅ネットで事前申し込みをしておくとAM10:00と同時に予約トランザクションが入ります。数秒で売り切れる切符でも確保できる確率は格段に上がるのが駅ねっとの事前申し込みなのです(キャパ以上の予約が入れば満席になりますし駅ねっとの予約が優先することもありません)。

他の鉄道会社で人気集中する列車の予約を取ろうとすると大変なんです。小田急のVSE先頭車は未だに人気がありますが、2005年デビュー直後に乗った際ににはAM10:00にPCのリターンキーを押したにも関わらず前から3番目の席しか取れませんでした。駅ねっとはPCの前で待つという苦行から旅客を解放してくれるのです。

じゃぁ予約が殺到する列車はどうすればわかるのか?というと自分が乗る他の曜日(日ではなく曜日です)を駅ネットで見てみればよいのです。閑散期と繁忙期はJRの特急券が安くもしくは高くなる時期に一致しています。閑散期にも関わらず目的日の1週間前の同じ曜日があっという間に埋まっていたら誰が考えても旅客集中が予想できますね。

正直駅ねっとはこれ以外の機能はどうでもよい。3DAYパスの特急券が使えない!とか課題は色々あるんですが事前申し込み機能に較べると他の機能はおまけ程度です。