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選挙後の敗戦の弁を聞いて思う マーケット・イン的政治は成立するのか

選挙後のインタビューで議員数を減らした党首が毎回決まって口にするセリフ「勢いを止められなかった」「手応えはあった」「政策を浸透できなかった」「あと数日あったら結果は変わっていた」。
これ違うと思いませんか?「私達の政策や主張が今の有権者の要望に合っておらず間違っていました」が正解でしょう。あたかも有権者が理解できなかったかのように思っている時点でアウトです。

政党というのは本来「思想や信条など意思を同じくする仲間が集まるところ」なのですが、現代では思想や信条よりも政治のドライブ力が重要視されています。これは思想や信条が緩いいわゆる無党派層の割合が増えた為です。つまり無党派層の需要を満たせないと当確領域に抜け出せない訳です。
今回の民主党の敗北は、この政治ドライブ力が無いと判断されたのです。鳩山由紀夫菅直人小沢一郎が否定されたという事です。

さて、政党は信条を同じくする同志が集まるものでしたが、ここで「有権者の意思に従う事を信条とする」政党が現れたとしたらどうなるでしょうか?
駅前で「私は政治をこう考える!」と一方的に演説し得票を得るクラシックなスタイルから「皆様の要望を調査した結果の政治課題の解決」というマーケット・インなスタイルへ政治が変貌する可能性はあるのでしょうか?またそういうスタイルの変化を望む有権者はいるのでしょうか?私は「有権者の要望を調査し、その結果要望が多い課題を解決する事を信条とする」政党があっても良いと思います。

選挙の敗者は何よりも政策や主張が有権者の需要と合っていなかった事をまず認める事から再スタートして下さい。